北海道キャンプ場見聞録
変えて正解オロマップキャンプ
オロマップキャンプ場(5月12日〜13日)
ようやく今シーズンの初キャンプへ出かけられそうだ。 日曜日にはカヌークラブのメンバーが厚田川を下る予定もあり、キャンプは諦めてそちらに行こうかとの気持ちも湧いてきた。 土曜日の札幌は朝から雨がぱらつき、おまけに風も強かった。 場内では、予想に反してオオバナノエンレイソウが満開に近く、ニリンソウもびっしりと花をつけていた。
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| 満開のように見えるけれど赤いのは葉桜 | 青空も広がってきた |
静内を後にして、広域農道経由で浦河へ向かう。 浦河の綺羅々亭という洋食屋さんで昼を食べる。
二十軒道路の桜並木と比べると、こちらの並木は道路両側の並木の間隔が狭いので、桜のトンネルのように見えるのも良い。 |
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| 浦河西舎の桜並木は満開を過ぎたばかり |
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| 大きく枝を広げた長寿さくら | こんな巨木も楽しめる |
桜の風景を十分に堪能した後はキャンプ場へ向かうことにする。 いつものキャンプならば、テントの設営が終わったところで、まずはビールで乾杯となるところだが、今回はその前にすることがあった。 ここのキャンプ場は、ガイドブックでは開設期間が7月から8月となっていたりするが、既にトイレも水場も使えるようになっていて、管理小屋の前にはキャンプ場利用簿も備え付けられていた。 何も書かずにキャンプする人もいそうだが、利用させてもらうのなら当然利用簿には記入すべきである。 トイレはくみ取りなのに、トイレットペーパーまで置かれていた。
かみさんがアイヌネギのチヂミを作ってくれた。 |
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| 場内ではニリンソウが花盛り | 場内に生えるアイヌネギ |
突然、軽トラキャンパーの方から巨大な炎が舞い上がった。 最初にやって来た時、真っ直ぐに今の場所に行ってテントを設営していたので、何度もここを利用しているようだ。 翌日は朝から青空が広がっていた。ただ、山が迫っているのでサイトまではなかなか朝日が届いてこない。 場内を散歩していると、バス型キャンピングカーの後ろに新しいたき火跡ができているのを見つけた。 ようやく我が家のテントにも朝日が当たるようになってきた。 キャンプ場に戻るとテントも完全に乾いていたのでそのまま撤収。
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| 日高幌別川の河原で遊ぶ | 流木に腰掛け一休み |
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ところが、5月の連休に気温が高かったのでカタクリやエゾエンゴサクの花は既に終わっているだろうし、その後の低温でオオバナノエンレイソウの開花は遅れているかもしれない。
静内の桜は事前情報では既に散り始めとなっていた。

車をUターンさせてその場所まで戻ってみると、低い場所のタランボは既に採られていたが、高いところにあるものは手が届かなかったようでそのまま残されていた。
店を出て、次は浦河町西舎の桜並木を見に行く。


それでも、天気は回復傾向にあるはずなのでそれ程気にもならない。
場内でのアイヌネギの収穫である。
利用簿を見ると私達の数日前に、本州からの利用者が一人いたみたいだ。
場内を歩いて薪集めをする。
今日は当然我が家だけの貸し切りだと思っていたら、軽トラが1台入ってきた。

軽トラで場内の伐採木の山から薪を運んでいる。
最初は我が家の焚き火から飛んできたのかと思ったが、今まで何度もテントの近くで焚き火をしているけれど、こんな煤が付いたことはなかった。
車で入っていけるその川原は、以前と変わらぬままで広がっていた。
日高の桜と、馬と、新緑を眺めながら、一路札幌を目指す。
