北海道キャンプ場見聞録
3度目は青空天売キャンプ
ロンババの浜キャンプ場(6月30日〜7月1日)
今年はまとまった休暇がなかなか取れず、土日の休みだけで出かけられる計画を考えなければならない。 日本海オロロンラインを順調に北上して、6時半過ぎには羽幌に到着。
キャンプ場とは言っても、テントを張れる場所は僅かしかない。 そこへまた一人のキャンパーがやってきて、磯舟の前にテントを張った。
5月が一番、野鳥の種類が多いようだが、今でも色々な鳴き声が森の中から聞こえてくる。
突然かみさんが、悲鳴を上げて逃げ出した。
高速船が焼尻港に立ち寄った時、港で見かけたおじさんとすれ違って挨拶をする。 |
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| お寺のお地蔵さんに手を合わせる | 焼尻島にもある厳島神社 |
暑い中を歩いてきた後の生ビールが最高に美味しいのは当然だが、この海鮮丼も値段も安くてネタも新鮮で、観光客相手の食堂とは思えない様なレベルである。 港のお土産屋でビールを買って、キャンプ場へと戻ってくると、そこは大賑わいだった。 再びビールを飲みながら、まったりと時間を過ごす。 |
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| もうすっかり夏の風景だ |
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| 天売の夏に乾杯って感じ | 裸になって泳ぐほど若くはないので |
ウトウが一斉に巣に戻ってくるのは陽が沈みかける頃。それにはまだかなり早すぎるけれど、ゆっくりと島歩きを楽しむことにして、午後3時にキャンプ場を出発した。 最初に立ち寄ったのは観音崎展望台。 |
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| 海の宇宙館と炭火海鮮番屋、焼尻島も | 何も無い殺風景なこの道が好きだ |
海鳥観察舎に到着。
陽もかなり西に傾いてきたので、海鳥観察舎を出て、ウトウの生息地である島の西端、赤岩展望台まで移動する。 |
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| 夕日を背景に群れ飛ぶウミネコ達 |
7時を過ぎるとウトウの数が急に増え始めた。 目の前で繰り広げられる壮大なスペクタクルに歓声があがる。
長い下り坂を小走りで下っていく。
のんびりと朝のコーヒーを味わい、海を眺めて何もしない時間を過ごす。 港をぶらりと散歩してテントに戻ってくると、隣のテント二張りはいつの間にか無くなっていた。 ザックに荷物を詰めてキャンプ場を後にする時、東京からの男性は何処かに出かけていたので、長期キャンプの男性に挨拶してフェリー乗り場に向かった。 |
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| 隣の二張りの住人とはすれ違いで終わる | これで島にお別れ |
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フェリー代をかけて行くのだから、少しでも天気に不安があれば別の場所を探すつもりでいた。
海は穏やかで船も揺れず、定刻に天売港へ到着。フェリーから降り立った乗客は10名もいなかった。
2年前と同じく、今回も海側の場所にテントを張ることにした。
午前中は、「花鳥の小路」と名付けられた島内のフットパスを巡ることにする。
興味を惹かれたのはカラマツの姿である。
山を下りて集落へと出てきた。

食事は、キャンプ場近くの炭火海鮮「番屋」で食べることにする。
2年前にここに泊まった時は、寒い日で、こんな海水浴場を誰が利用するんだろうと思ったものだが、今日はその役目を十分に発揮しているようだ。


坂道を登っていくと、午前中にすれ違ったおじさんと再びすれ違う。

6月初めに訪れた時はハクサンチドリが結構咲いていたが、今回はその姿は全く見られなかった。
時間も遅いので、もう誰も来ないだろうと思って観察舎の中で夕食の準備を始めると、ツアー客らしき一団がやってきてしまった。
6時半を過ぎる頃からポツリポツリとウトウが戻って来始めた。
歩いている時に2度もすれ違ったおじさん、子どもを3人連れたファミリー、東京からのソロキャンパー、海鳥観察舎で合ったツアーガイドのお姉さん。
60万羽のウトウの帰巣はまだ延々と続いていたが、私たちは歩いて帰らなければならないので、少し早めにそこを後にした。
翌朝、テントの中から外を覗くと、水平線に低く広がる雲をピンクに染めて太陽が昇ってくるところだった。
