北海道キャンプ場見聞録
鏡の支笏湖キャンプ
モラップキャンプ場(5月10日〜11日)
カヌークラブの新企画として計画されたカヌーの練習会。 それでも週末は天気がよさそうなので、久しぶりのモラップでのキャンプも楽しみに、早めに自宅を出て支笏湖へと向かう。 そんな中、山菜目当ての車がそこらじゅうに停まっている。 そんな森の中で老夫婦がかがみこんで、ビニール袋一杯に何かを採っていた。 |
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| ナニワズ | アズキナのブーケ? |
10時過ぎにキャンプ場に到着。 間もなくしてN島先輩が到着。 クラブへの入会理由は、知人から誘われたり、自分から申し込んだりと色々あるが、単独で遊んでいる時に声をかけられて入会したというケースも、現メンバーの中でも結構あるのだ。
その若者二人は全く対照的なタイプだった。 もう一名は、やや年輩のI川さん。若者二人と一緒に挨拶していたので、I山さんの知り合いかと思っていたが、クラブのホームページを見て参加してきたとのこと。
既に湖にカヌーを浮かべて黙々と練習を続けているN島さんにコーチをお願いした。
私もY田さんが持ってきたシーカヤックや、N島さんのOC-1にも乗せてもらう。 |
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| 安定の悪いOC-1 | シーカヤックが欲しいな〜 |
日帰りで帰ってしまう人が多く、このままキャンプ場に泊るのは、私達の他にN島先輩、Y須賀先輩、Y田さん、そしてガンちゃんだけである。 この時期、夕日は恵庭岳のすぐ隣に沈んでいく。 途中からN野さんがやってきて、一旦家に帰っていたI山さんもキャンプ道具を持って舞い戻ってきた。 |
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| 恵庭岳に日が沈む |
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| 月も昇った | 焚き火を囲んでの語らい |
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| 恵庭岳の上で輝くふたご座と木星 |
翌朝はかみさんの声で起こされた。 |
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| テントから外を見るとこの風景が目に飛び込んできた |
大急ぎで顔を洗ってカヌーに乗り込もうとしたら、カヌーのシートが真っ白な霜に覆われていた。
自分たちのカヌーが立てた波が静まるのを待つ。 |
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| 支笏湖が巨大な鏡になった |
そんな風景の中にしばらく身を置いた後、サイトへと漕ぎ戻る。
皆が朝食を食べ終える頃になって、N島さんがようやく戻ってきた。 私達が次の流水練習のためにテントなどを片づけていると、日帰りキャンパーが次々とやってくる。 O橋さんの家族も娘さんが二人で、目の前を通り過ぎて行ったファミリーと同じ年頃の時、娘さん二人をカナディアンの真ん中に乗せて、クラブの例会で川を下ったことがある。 荷物を全て片付けてキャンプ場を後にする時、ファミリーカヌーのお父さんに「川下りも楽しいですよ」と悪の囁きを残して、千歳川へと向かったのである。 |
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結局は何時ものメンバーしか集まらず、昼間からビールを飲んでダラダラと過ごすことになるのは目に見えている。
本格的に山菜を探すつもりはなかったので、国道から入った直ぐのところに車を停め、そこから森の中に入る。

早速、クラブのタープと自分たちのテントを設営。
次第に他のメンバーも集まってきた。
そんな規格外れの若者だったが、何とか合うものを探して、カナディアンやカヤックの体験をしてもらった。
I川さんはカナディアンを持ってきて、今までは全くの自己流で漕いでいたので、正しい漕ぎ方を覚えたいとのこと。
ガンちゃんは、T津さんからロールの手ほどきを受けている。

こんな感じで皆でカヌーを楽しみ、タープに戻って渇いた喉を潤す。




恵庭岳は朝日に照らされていても、キャンプ場は背後の山に邪魔されて朝日はまだあたっていない。
たき火に火を付け、朝のコーヒーを飲んでいると、他のメンバーも起きだしてくる。
そんな様子をO橋さんと眺めながら「これこそが正しいファミリーカヌーの姿だよね。こんな幸せそうな家族を川に誘ってはいけないね」と話をした。