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カヌーマラソンキャンプ

和琴半島湖畔キャンプ場(4月28日~30日)

釧路川100㎞カヌーマラソン出場のために、カヌークラブのメンバーと宿泊することになったのが和琴半島湖畔キャンプ場のバンガロー。
4年前の別海マラソンを走った後でも、ここのキャンプ場のバンガローを利用していた。
川でも陸でも、マラソンで疲れた後にテントを張る気にはなれないのである。

マラソン大会前日に弟子屈入りして、まずは釧路川の源流部を実際に下ってレースに備える。
その後にキャンプ場入り。
GW前半の3連休、天気も良くてキャンプ場もさぞ混雑しているだろうと覚悟していたが、拍子抜けするくらいに空いていた。
9名なのでバンガローは2棟借りている。

私たちはテントで寝た方がゆっくりできるので、別にテントを設営。
マラソン前ならば、テントを張るくらいの手間は全く気にならないのだ。

目の前には屈斜路湖の穏やか湖面が広がり、このままビールでも飲みたいところだが、まだ車の運転があるので我慢しなければならない。
午後7時から選手ミーティングがあり、夕食も外食で済ませる予定なのである。
その前に100キロマラソン参加者は100円で入らせてもらえる湖心荘の温泉へ。


そして皆が温泉から帰ってきたところで、夕食へ。
入ったのはコタンにある「丸木舟」と言う店。


パリモモの活造り

創作アイヌ料理も食べられるらしいが、皆が頼んだのはシカ肉を使った野生丼など。
それ以外に屈斜路湖で採れたパリモモと言う魚の活造りを別に二皿、皆で食べるために頼んでみた。

刺身を箸でつつきながら「コリコリして美味しいね」と話をしていると、大皿の真ん中に載せられたパリモモの頭が突然大きな口を開けた。
まるで断末魔の叫び声を上げているように見える。

店内には立派なオーディオシステムがあったので、何か音楽をかけてと頼むとアイヌ音楽をかけてくれた。
スピーカーから流れてくるムックリの音を聞きながら、口をパクパクさせているパリモモの刺身をいただく。

ちなみに、この気の毒なパリモモとはウグイのアイヌ語名である。
釣りでは雑魚扱いされるウグイだけれど、パリモモの刺身はとてもウグイとは思えない美味しさだった。


丸木舟の店内

鹿肉を使った野生丼


選手ミーティングを終えてキャンプ場まで戻ってくると既に午後8時になっていた。
バンガローの1棟を宴会部屋にする。


霜の下りたテント

そこに大会スタッフをやっているクラブのYさん夫婦も加わって、それほど広くはないバンガローはギュウギュウ詰めである。

明日は開会式が午前6時で、スタートは6時30分。
調子に乗って飲み過ぎると明日のレースに響くので、午後10時ころにはお開きとなる。

翌朝、目覚めてテントから出ようとすると、白いものがパラパラと落ちてくる。
何だろうと思ったら、それはテントに降りた霜だった。

空は快晴、風もなく屈斜路湖の湖面はべた凪。
放射冷却の条件が揃って、気温も一気に下がったのだろう。


冷え込んだ朝の空気の中、和琴温泉露天風呂からは湯気が立ち上がっていた



そのべた凪の湖面を見て我慢できなくなったYヒロさんが、朝の慌ただしい時間の合間をぬって湖に漕ぎだした。


べた凪の湖に漕ぎだす


午前5時半過ぎにはキャンプ場を出発しスタート地点の眺湖橋へと移動する。
(この後の100キロカヌーマラソンの様子はこちら

そうして100キロカヌーマラソンで体力を使い果たし、閉会式を終え、茅沼温泉で汗を流し、買い出しを済ませてキャンプ場へと戻ってきたのは午後9時ころ。
本当に忙しないキャンプである。



レースも終わって、明日は朝寝坊できるので、今夜は時間を気にせずに飲むことができる。
しかし、そうはならないのがこのクラブなのである。
早速、明日は何処の川を下ろうとの話しが出てくるのだ。


この日の川下りのことを検討する人達

相談の結果白糠町の庶路川を下ることとなり、明日もあまり寝坊はしていられない。
そもそも、カヌーマラソンでへとへとに疲れ切っているので、遅くまでお酒を飲んでいる力も残ってはいない。
午後11時頃にはお開きとなる。

3連休の最終日も良い天気となったが、この朝は気温もあまり下がってはいなかった。
それどころか日中には、私たちの遊んでいた白糠町の気温は27度まで上がっていたのだ。

僅かな時間を利用して、今朝は熊五郎さんが湖に漕ぎだした。
熊五郎さんはここのキャンプ場が初めて。
天気にも恵まれ最高のキャンプ日和なのに、最後まで慌ただしいままキャンプ場を後にしなければならないのは気の毒だった。


湖にカヌーを運ぶ熊五郎さん


(この後の庶路川ダウンリバーの様子はこちら



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