トップページ > キャンプ > キャンプ日記 > 2020年キャンプ日記

紅葉のオンネトーキャンプ

オンネトー野営場(10月9日~10日)

釧路川を下り終え、弟子屈ラーメン総本店で昼食にし、買い物を済ませてオンネトー野営場へと向かう。
秋になってから美しい紅葉をまだ見られていなかったので、オンネトー辺りならば丁度見ごろを迎えているかなと考えたのである。

阿寒横断道路を走る時は、天気が良ければ双湖台や双岳台にも寄り道するのが常だけれど、今回はオンネトーだけに的を絞っているので、脇目も振らずにオンネトーを目指す。
国道から曲がってオンネトーへ向かう道道を走っていると、美しい森の向こうに雌阿寒岳が見えてくる。
私の好きな風景の一つだ。

雌阿寒岳
オンネトーへ向かう道


紅葉も良い感じに色付き始めていて、さすがに観光客の車も多い。
湖畔のビューポイントで車を降りてみる。
少し風があって湖面に細波が立っているのが残念だったが、それでもエメラルドグリーンの湖面に映る紅葉した木々、そしてその背後に聳える雌阿寒岳と阿寒富士の姿。
何度見ても感動する光景だ。

オンネトー
オンネトーを代表する風景


キャンプ場の駐車場までやってくると何かの建物の建設工事が行われていた。
休憩舎の新築工事のようだ。
その場所にはトドマツの森が広がっていた筈で、それを切り倒してまで必要な施設なのだろうかと疑問に思えてしまう。

全く無愛想な管理人に料金を払ってから、テントを張る場所を探して場内を歩いてみる。
場内は落ち葉に覆われ、とても良い雰囲気だ。
しかし、良さそうな場所は殆ど先客に占められていた。
皆、今流行のソロキャンパーばかりである。
それぞれ、お互いに干渉しあわない距離を保ってテントを張っている。
ソーシャルディスタンスならぬキャンパーディスタンスとでも言えば良いのだろうか。

オンネトー野営場
キャンパーディスタンスの守られた場内


私たちもそのキャンパーディスタンスを乱さぬよう、迷った末に山際のサイトを確保した。
それぞれに野外卓とコンクリート製の炉が備え付けられている。
昔泊まった時は炉の変わりにコンクリートのU字溝が置かれていただけだった気がするが、随分立派になった気がする。
野外卓も、上に鉄板が張られているので、これならば長持ちしそうだ。

オンネトー野営場
我が家のサイト


今日で3泊目のキャンプだけれど、家から持参した薪はまだ半分近く残っている。
焚き火台の上でちまちまと燃やすのならこれでも十分だったが、備え付けの大きな炉で焚き火をするのならば、これでは少なすぎる。
夏のハイシーズンを過ぎて、場内の枯れ枝等も殆ど燃やし尽くされているだろうと思ったが、そんな事は無かった。
焚き火用の薪を現地で拾い集めると言う習慣は無いのだろうかと、不思議に感じるくらいに、十分な量の枯れ枝を集めることができた。

オンネトー野営場
薄緑色の入れ物には持参した薪が入っている



オンネトー
紅葉が見頃だ


湖畔の様子を見に行く。
キャンプ場付近は奥まった入り江になっているので、今日のような風のある日でも、湖面は凪いでいることが多い。
その湖面に映る紅葉は、実物よりも美しく感じる。

オンネトー
ここがオンネトーの一番奥


キノコもあちらこちらに生えている。
食べられそうなキノコもあったけれど、図鑑も持ってきていないので、キャンプ中に危険は冒せない。
写真に撮るだけで我慢する。

オンネトー
食べられそうに見えるけれど


何故かここのキャンプ場に泊まると、懐かしい人に会うことになる。
前回泊まったのは18年も前。
その時は、近くの現場で仕事をしていた高校の同級生と十数年ぶりに再開。
今回会ったのは元職場の同僚。
何度か一緒にキャンプをしたことがあるけれど、それはもう30年以上前である。
職場の同僚とは言っても、部署が違えば殆ど顔を合わせることも無いので本当に久しぶりだった。

拾い集めた薪は結構湿っていて、太い薪にはキノコまで生えている。
それでも一度火がつけば、湿った薪も乾かしながら燃やせるし、家から持参した乾いた薪も役に立ってくれる。

オンネトー野営場
焚き火でお湯を沸かせるだけで嬉しい


炉の上に鉄の棒を渡してお湯も沸かせる。
これならばダッチオーブン料理も作りやすそうだ。
焚き火を利用して料理を作ると、焚き火の楽しさが倍になる。

大量の熾きが溜まってくると焚き火の炎を安定する。
深い静かな森の中でチロチロと燃える炎を見つめているのは最高の時間である。

オンネトー野営場
焚き火の時間



木々の梢越しに星が瞬くのが見えたので、湖畔まで行ってみる。
今年は然別湖で見た星空が一番だったけれど、ここはそれを凌ぐほどの星空だった。
私がそう言うと、かみさんの感想は「湖面に星が映っていた然別湖の方が良かったわ」とのこと。
確かに、空の低いところに雲がかかっていて、湖面の広がりもないため、その点だけは然別湖の方が勝っていそうだ。

オンネトー野営場
オンネトーの星空


翌朝、私が目覚めると、既にかみさんが一人で焚き火を燃やしていた。
森の中に焚き火の煙が立ち上る。
気温は、覚悟していたほどには下がらなかった。
それでも凛と冷えた空気の中、焚き火に当たりながら飲むコーヒーは極上の味である。

オンネトー野営場
朝の焚き火


今日の予定は、カヌークラブの40周年記念パーティーが行われる日高のラフティング会社HOAへ向かうだけ。
時間はたっぷりとあるので、朝食を済ませてからオンネトーの周りを一回りしてみることにした。

オンネトー
苔生した倒木が良い雰囲気


キャンプ場から湖の東側に遊歩道が延びている。
美しい色付いた木々、苔むした岩や倒木、なかなか楽しい道である。
ただ、今日は空に雲が広がり、風があるので湖面にもさざ波が立っているのが残念だった。

オンネトー
この辺りでは温泉水が流れ込んでいるみたいだ


1.5キロほど歩くと、車道へと出てくる。
今日は土曜日だけあって観光客の姿も多く、大型バスでやってくる団体さんもいた。
雌阿寒岳の山頂は雲に隠れてしまって、昨日の風景と比べるとちょっと気の毒に思えてしまう。
雲の薄いところから日も射してきているけれど、雌阿寒岳を覆っている雲からは今にも雨が降ってきそうである。

オンネトー
雌阿寒岳を隠す雲から雨が落ちてきそうで焦った


撤収前にテントが濡れては堪らないので、車道を急ぎ足で歩いてキャンプ場まで戻ってきた。
一周およそ3.5キロで1時間もあれば歩けてしまう。
天気が良ければおすすめの散歩コースである。

夜露に濡れたテントもほぼ乾いて気持ちよく撤収。
野中温泉で一風呂浴びて、オンネトーを後にした。
今日の目的地はカヌークラブ創立40周年記念式典が行われるHOAである。



ページトップへ