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瀬戸内の旅(淡路島へ)

船中泊(3月27日~29日) 淡路ツーリストトロフィーハウス(3月29日~30日)

本来ならば四万十川桜マラソンを走っている日に、苫小牧西港19時発の太平洋フェリーで名古屋に向かう。
出場を予定していたマラソン大会がコロナ過で中止になったけれど、出発日を遅らせて予定通り四国の旅に出かけることにしたのである。

苫小牧市内の洗車場で北海道の塩カルを洗い落とし、イオンで夕食を仕入れ、フェリーに乗り込む。
出港の1時間半以上前にフェリーに乗れるのが、小樽発の新日本海フェリーよりも良いところだ。

太平洋フェリー いしかり
太平洋フェリー いしかり


計画段階ではどちらのフェリーを利用するかで迷ったけれど、マラソン大会の開催がどうなるかハッキリしなくて早期予約の割引を利用できず、直前予約でもインターネット割引のある太平洋フェリーの方に決めたのである。
この日は海が荒れそうなので、出港前に酔い止めの薬を飲んでおく。

夕食はスーパーで買った握り寿司、翌朝の朝食は少しだけ奮発して朝食付きのセットプランにしていたので、船のレストランで和食バイキング。
1食千円程度なので、ホテルの朝のバイキングと比べると、かなり見劣りする。


出港翌日の朝日


何とか水平線から昇る朝日も見られて、午前10時に仙台港入港。
出発が午後0時50分なので途中下船し、港近くのイオンで夕食を買って近くの伊藤商店仙台港店でラーメンの昼食。
あっさり味のラーメンは我が家の好みだった。
太平洋フェリーを利用するのも2回目なので、この辺りは慣れたものだ。


仙台のイオンで仕入れた夕食やつまみ


そうしてもう一晩寝ると翌日の午前10時半には名古屋港到着である。
夜遅くに小樽港を出て翌日の夜遅くに舞鶴港に着く新日本海フェリーよりも、時間はかかるけれど行動はしやすい。

名港トリトン
名古屋港のシンボル「名港トリトン」の下を通過


名古屋港からは直ぐに高速道路に乗って、昼食は途中の土山SAで。
フードコートが混んでいたので、京風たこ焼きを買って車の中で食べる。

そうして午後2時半には淡路島SAに到着。
今日は淡路島の「淡路ツーリストトロフィーハウス」を予約していた。
淡路島のキャンプ場は何処も高いところばかりなので、同じ料金を払うのならば普通の宿に泊まった方が良いのだ。

明石海峡大橋
淡路島SAから眺める明石海峡大橋



淡路島は高速道路で一度通り過ぎたことがあるだけ。
今回の旅では瀬戸内海を中心に回ることにしていたので、これが瀬戸内海の島一つ目である。

淡路SAから明石海峡大橋の写真を撮った後は、橋のたもとにある道の駅まで戻って改めて明石海峡大橋を撮影。
やっぱり、近くから見た方が迫力が増す。

明石海峡大橋
道の駅あわじから見る明石海峡大橋、ちょうどクルーズ船が通過


その後は、四季折々の花畑を楽しめる観光施設「あわじ花さじき」へ。
この時期は菜の花畑が見頃を迎えていたが、菜の花の風景ならば北海道でもっと美しい場所を見ているので、それ程の感動もなし。
それにしても途中で寄った施設は何処も観光客で混んでいた。
コロナの感染者は再び増えてきているようだが、そんな事はお構いなしに春休みに入って観光客は増えてきているようだ。

あわじ花さじき
あわじ花さじきの菜の花


次に向かったのは伊弉諾神宮。
日本最古の神社らしいので目的地の一つに加えておいた神社である。
境内のモニュメント「陽の道しるべ」に刻まれた地図を見ると、この伊弉諾神宮を中心として東西南北、冬至や夏至の日の出日の入りの延長線上には、各国の一宮や出雲大社、高千穂神社、那智大滝、伊勢神宮、藤原京などそうそうたる施設が並んでいた。
これが偶然なのか意図したものなのかは分からないが、ここは随分有り難い神社だったのだと思い知る。

伊弉諾神宮
この地図を見るとここが特別な場所に思えてくる


今回は神社巡り用の御朱印帳を忘れてきたのでここで新規に購入。
最近は御朱印を紙で渡される施設も増えているけれど、ここでは手書きでしかも達筆の御朱印をいただけた。
新しい御朱印帳の一枚目にそんな御朱印があると、何となく嬉しくなる。

伊弉諾神宮
伊弉諾神宮境内の夫婦クス



それから宿にチェックイン。
Googleナビではピンポイントで宿の場所が表示されていたけれど、そこまで来ても宿が見当たらない。
一度、車で通り越してしまい、再び戻ってきて改めて回りを見渡すと、ちょっと怪しい雰囲気の建物があり、そこに小さな宿の看板が出ていた。

淡路ツーリストトロフィーハウス
宿の外観


高価なキャンプ場に泊まるよりも普通の宿にと考えたのだけれど、普通の宿ではなかったようだ。
そしてチェックインの際に宿主の方と話に花が咲いてしまい、あっと言う間に1時間経ってしまう。

淡路ツーリストトロフィーハウス
宿のふれあいスペース、宿泊者は私達だけだった


こちらはさっさとチェックインを済ませて、近くの海岸で瀬戸内海に沈む夕日を楽しもうと思っていたので、何とか途中で話しを切り上げ、教えてもらった海岸に夕日を見に行く。
瀬戸内海で見る最初の夕日は素晴らしかったけれど、港の防波堤越しに沈む夕日だったのが残念だった。

淡路ツーリストトロフィーハウス
防波堤に沈む夕日だったのでガッカリ


宿主の方が勧めてくれた近所の食堂は、私達も予め目星を付けておいた「大衆食堂お多福」。
テレビで紹介されて最近は急に客が増えたとの宿主の方の話だったが、行ってみると「今日は品切れで閉店」の貼紙が出ていてがっかり。
しょうがなく、コンビに弁当で済ませることになってしまう。

淡路ツーリストトロフィーハウス
宿猫とのふれあい、宿泊者を見分けるらしい


宿主の方は自分も旅好きのようで、退職してからとほ宿としてこの宿を始めたとのこと。
隣の敷地は作詞家の阿久悠の土地だとか、山口組の組長は淡路島出身だとか、それぞれの先祖の話とか、時間があればいくらでも話しは続いていただろう。

そんな話の中で、宿主の方が淡路島のお勧めスポットとして教えてくれたのは、淡路島の南に浮かぶ小さな「沼島」。
旅の最初から予定を変更する気にもなれずその島には寄らなかったのだけれど、ブラタモリでも紹介されていた島だったので、残念なことをしたものである。


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