北海道キャンプ場見聞録
長峰裏(2016/2/11)
| 先輩達の憂鬱 |
前回は主役だったN島先輩は、今回は一般参加。 「他に忘れ物した人はいないよね」と話しをしていると、Y須賀大先輩が「あっ、俺、シール忘れた!」 「年を取ると物忘れが多くなる」なんて話しをしていると、コージ大先輩が「俺なんかカヤックに乗るのにパドルとヘルメットとスプレースカートを忘れた事がある」
昨日は札幌でも大荒れの天気となり、キロロでの24時間降雪量も30センチに達していた |
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| これからこの斜面を滑ると思うとワクワクしてくる |
前回は出だしの急斜面で腰が引けたけれど、今日は見通しが良いので安心して滑る事ができる。 なかなかすっきりとした青空は広がってこない。 |
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| 最高に気持ちが良い |
所々で止まりながら、皆で最高の滑りを楽しむ。 かみさんも前回からは見違えるような滑りを披露。 今日は最低でももう1本は登り返す予定でいた。 |
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| 雪が軽いと上手くなった気がしてくる |
そうして最終的に標高760m付近まで滑り降りた。 滑り降りた分は登り返さなければならない。しかもオールラッセルである。 かなり雲が広がってきていた。 前回の長峰裏で「ラッセルし足りない」と文句を言っていたかみさんなので、今日はいきいきして先頭を突き進んでいる。 |
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| 黙々と登り返す |
最後はI山さんのラッセルで、標高970mまで登ってきた。
標高860m付近。
標高815mで昼の休憩にした。 そこからの登り返しは、エネルギーが補給され、体力も回復し、1本目よりも楽に感じた。
コージさんだけは、余力を残しながらもここでリタイア。 ボーダーが一人で私達の後から登ってきて、トレースを利用したお礼をしてくれた。
かみさんも他のメンバーから感心されるくらい、前回とは別人のような滑りを見せる。 これで今日は終了。 |
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| すっかり上手になったかみさん | marioさん |
欧米人の男女がそのトレースを下から登ってきていた。 後ろを振り返ると石狩湾が見えていた。
そして、雪庇の切れ間からその斜面を滑り降りて、そのまま雪庇の下をトラバースしながらゲレンデの方に滑っていく。 正式な手続きでバックカントリーに出てきているわけではなく、ゲレンデの途中から抜け出してここを滑り、またゲレンデへと戻っているのだろう。 |
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| 雪崩れた後 | 雪庇の下を平気でトラバースしている |
そのまま林間を滑る気力も残ってなかったので、今回は素直にゲレンデを滑り降りる。 |
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| ここを登ればゲレンデに出る |
長峰山頂9:40 - 標高760m10:15 − 標高970m11:00 - 標高815m12:05 -標高975m12:45 - 標高890m13:25 - ゲレンデ13:50 |
一週間も経たないうちに、またしても長峰裏に来ることとなった。
N島先輩を除いた7名で、リフトを乗り継ぎ長峰山頂へ。
ターンする度に、身体がふわりと宙に浮くようだ。
本来ならば、シールを忘れた時点で今日の山スキーは諦めるしかなかったのに、N島さんが靴を忘れてくれたおかげで、こんな最高の雪を滑れるのだ。
前回は20代の馬力のある若者に助けられたけれど、今回は周りを見渡しても頼りになりそうな人間は皆無である。
そして1本目と変わりないパウダースノーを満喫する。
そうしてトレースに合流したところ、その下にも少しだけノートラックの斜面が広がっていた。
途中からはトレースを外れ、ゲレンデへのお帰りコースを目指す。
3本目は私が真っ先に滑らせてもらう。

そして標高890mまで降りたところで本当の最後となる。
ゲレンデに戻る手前に、上部に雪庇の発達した急斜面がある。

ゲレンデまで出てくると急に天気が良くなるのは前回と全く同じパターンだった。