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塩谷丸山(2018/01/05)

お手軽に新年初BC

年が明けて2018年の初山スキー。
まだシーズンは始まったばかり。
やっぱり気楽に登れる山が良いと言うことで、塩谷丸山に出かけることに。

JR塩谷駅の駐車場に車を停め、登山口まで歩いていく。
建設中の高速道路をくぐる手前に、広い除雪スペースがあり、ここに車を停めても良さそうだ。

ただ、日中でも路面整正の除雪が入ることもあるので、やっぱり駅の駐車場に停めておいた方が良さそうだ。
登山口までは15分も歩けばたどり着けるのである。

今日は私達が一番乗りのようだ。
トレースの上にうっすらと雪が積もっている。

この付近では昨日、一昨日と10センチ前後の雪が降っているはずなので昨日辺りのトレースだろうか。
しかし木々の枝にも雪は殆ど乗っていないので、この2日間でも大した雪は降っていないのかもしれない。

途中で小さな沢を越える。
変なところに目印のテープが付いていたので、それに惑わされて徒渉ポイントを少しだけ通り過ぎてしまった。

あちらこちらの樹木にガクアジサイが絡みつき、その枯れ花が冬の森の唯一のアクセントだ。


森の木々にはガクアジサイの蔓が巻き付く


大きな沢地形をトラバースし、トドマツの美林を過ぎて、いよいよ本格的な登りとなる。
高度が上がるに従って、次第に雪深くなってくる。

トレースは殆どがスノーシューのものである。
スノーシューのトレースは、スキーではとても歩きづらい。
デコボコしているし、傾斜も急で、凹凸のある地形でも気にしないで登っていく。

それでも、ラッセルするよりはいくらか楽なので、文句を言いながらもそのトレースの中を登っていく。
途中でようやくスキーのトレースを見つけてホッとした。

気が付くと、何時よりもかなり左寄りのルートで登っていた。
帰りの滑りを楽しみにしていた斜面の近くへと出てきてそれに気が付く。
その斜面は何時もは滑る人も少ないのに、今日は既にズタズタに荒らされていた。

ガッカリしながら途中から尾根の上へと上がる。
尾根の上の方が滑った後も少なく、今日ならばこちらの方を滑った方が気持ち良さそうだ。


立派な樹木も多くて楽しめる


振り返ると海が見えていた。
今日はパッとしない天気で展望は大して期待していなかったのだが、これだけ見通しが利けば不満は無い。


一気に山頂を目指す。
そして、塩谷駅を出発してから1時間55分で塩谷丸山の山頂に到着。

昨年の暮れに登った当別丸山とほぼ同じ時間だが、登り応え滑り応えはこちらの方が格段にある。

今日は南風なので、北側の小樽方向の展望は良かったけれど、南側の山々は雲に隠れて殆ど見えない。
上空の雲も次第に厚みを増してきたようで、ちょうど良いタイミングで山頂に到着できたようだ。

休んでいたら雲に包まれそうなので直ぐに滑り降りる。
荒らされてはいたけれど何時も滑っている沢の斜面を滑ることにした。




かみさんにカメラを渡して、私の滑っている姿を写してもらう。
格好良く滑ろうとしたけれど、斜面が急なのでへっぴり腰になってしまった。

斜面も荒れているので、途中から尾根の方へ出ることにした。
斜度も丁度良く、私達にはこちらの方が滑りやすい。
雪質も良くて疎林の中を気持ち良く滑り降りる。
これならば最初からこちらの斜面を滑った方が良かったかもしれない。

気持ちの良い森の中で一休み。
登り始めてからここまで、まだ一回も休んではいなかった。
私はもう少し休みながら登りたいのだけれど、かみさんが許してくれないのだ。
この日は結局、塩谷丸山に登っていたのは私達だけだったみたいである。


遠くから風の音が聞こえてきた。
その音が次第に近づいてきて、私達の回りの木々の枝を揺らす。
雪煙も舞い上がる。

そそくさと帰り支度をして、後は一気に滑り降りる。
車まで戻って来ても時間はまだ12時前。
気が向いた時に直ぐに滑りに行ける、塩谷丸山はそんな山である。




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