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シーソラプチ川(2020/08/22)

3回目はのんびりと川下り

カヌークラブの8月例会初日は今シーズン3回目となるシーソラプチ川。
6月例回で下った時は、まだコロナの自粛解除明けだったこともあったからなのか、参加者はシーソラプチ川にしては少なめの25名。
それが今回は38名。
コロナの過度な自粛ムードも少しは解消され、天気が良いこともあったのだろうけれど、やっぱり人気のシーソラプチ川である。

シーソラプチ川
出発前のミーティング、人数が多すぎてカメラに収まりきらない


水はかなり少なめで、これまで下った中でも最低クラスの水量だろう。
渡月橋落ち込みの中央の岩が頭を出しているのを見るのは、久しぶりの気がする。

空知川
渡月橋の落ち込み、真ん中の岩が見えている時は水量がかなり少ない


シーズン3回めともなると新鮮さもなくなってくるので、写真を数枚撮っただけでサッサと先に下っていく。
五流の瀬まで下ってきたところで、かみさんが「私はここはポーテージするから」と言い始めた。
最近になって「激しい瀬を下るのが怖くなってきた」とは言っていたけれど、20回以上は下って一度も沈したことのない場所でまでポーテージするとは呆れるしかない。

シーソラプチ川
五流の瀬の手前でかみさんが脱走


かみさんの言うことに逆らうこともできないので、落ち込みの直前でカヌーを岸につける。
そして、かみさんを下ろして一人で下ろうと思って川の流れに目を戻すと、そこでは後ろから下ってきたヨッシーのカナディアンが狭くなっている岩の隙間に見事にハマっていたのである。

シーソラプチ川
五流の瀬、真ん中の岩の隙間にカナディアンが挟まった


水量の多い時ならばその隙間を下れることもあるけれど、通常は五流の瀬でここだけは避けなければならない場所である。
今日のように水が少ない時ならば小さなカヤックでも岩の間に挟まるかもしれない。
挟まった状態でカヌーの中にどんどん水が流れ込んでいたけれど、何とかそこから外すことができて、ヨッシーはそのままカヌーと一緒に流れていった。

シーソラプチ川
流されていくヨッシー


岸に上がったついでにここで他のメンバーの写真を撮る。
皆は定石通り左岸側から落ち込みを下っていく。
この程度の落ち込みでは刺激の足りない人達。
3艇連結で下ってきたが、その中で1艇だけ沈したのは何時もと同じ熊さんだけという結果が笑えた。

シーソラプチ川
3艇繋がって下りてきたが


シーソラプチ川
1艇だけ流される結果に



シーソラプチ川
清々しい川下りだ


何時ものシーソラプチ川例会と同じく、五流の瀬を全員が下り終わったところで一息ついて、再スタートとなる。
撮影ポイントも大体分かっているので、先回りしながら写真を撮る。

シーソラプチ川
サーフィンで遊んでる人が邪魔くさい!


クランクの瀬でも先回りして、岩の上の撮影ポジションに付く。
先月の十勝川例会にSUPで初参加したラフトガイドの経歴を持つことみさん、今回はカヤックでの参加。
これがカヤックでの初めての川下りだというのに、ラフトで鍛えているだけあって、カヤックも見事に乗りこなしていた。

シーソラプチ川
クランクの瀬、ラフトガイドは岩に乗り上げても動じない


次のトラウマの瀬でもかみさんは手前で降りてしまって、私一人で下ることになる。
ここでは前回沈しているので、ちょっと緊張したが、落ち込みに入る場所さえ間違えなければ、あっけなくクリアできた。
ここでは、どんな入り方をしても沈しないようなテクニックを身に付けたいものである。

シーソラプチ川
トラウマの瀬


シーソラプチ川
トラウマの瀬の下流側、人呼んで沈の花道


そして何時もの場所で昼の休憩。
瀬で遊ぶ人達を冷やかしながらおにぎりを食べる。

シーソラプチ川
何時もここで昼の休憩となる



国体コースもかみさんはキャンセル。
徹底的に瀬を避けるつもりらしい。

空知川
ここから空知川国体コース、かみさんは既にいない


三段の瀬では一度も沈したことはないけれど、それでも瀬の直前で複雑な波の様子を目にすると緊張してしまう。
大型カナディアンでここを下る時は、何もしないでその複雑な波に揉まれていた方が良いような気がする。

空知川
三段の瀬、ヨッシーのカナディアンはあっという間に水舟に


最後に、苦手な渡月橋の落ち込みが待っている。
今回のツアーリーダーであるよしひろさんは、左は危険だから右から下ってと皆に言うが、それを真に受ける人は誰もいない。
落ち込みの直前で頭を出している岩。
前回はその岩の右側を下って沈しているので、今回はよしひろさんの期待も無視して左側から下った。

空知川
渡月橋の落ち込み、実際には左のコースのほうがトリッキーだった


渡月橋の落ち込みを下り終えてから撮影ポジションに付くと時間がかかるので、今回はそのまま舟の上から撮影してみる。
それだと、沈する瞬間は写せなくても、沈して流されてくる人を写せるので、これはこれで面白い。

空知川
渡月橋の落ち込み、下で待っていると沈した人が流されてくる


こうして例会初日の川下りを楽しく終えて、美味しい生ビールが待っている落庵へと向かったのである。
 

(当日12:00空知川水位 幾寅観測所:354.06m)



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