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1998年我が家のキャンプ日記

朱鞠内湖
 (3/28〜3/29)

???
 (4/25)

歌才L'PIC
 (6/5〜6/6)

賀老高原
 (6/6〜6/7)

国設白金野営場
 (6/27〜6/28)

カムイコタン農村公園
 (7/26〜7/28)

オンネトー国設野営場
 (7/28〜7/29)

尾岱沼青少年旅行村
 (7/29〜7/31)

置戸鹿ノ子キャンプ場
 (7/31〜8/1)

かなやま湖畔
 (9/11〜9/13)

国設白金野営場
 (9/26〜9/27)

支笏湖オコタン
 (10/10〜10/11)

朱鞠内湖
 (10/23〜10/24)

厚真大沼野営場
 (12/14)

朱鞠内湖キャンプ場

サイト風景 初めての雪中キャンプは予想のつかないことばかりで、雪の中でペグは使えるのかなあ、荷物はどうやって運ぼう、トイレが使えなかったらカワイイ妻に野グソさせなきゃならない等々出発までいろいろと大変である。

 結局、荷物運搬用の大型ソリ4000円、親子3人分のカンジキ5000円、ホームセンターの引っ越し用品コーナーで見かけた梱包用のシート(空気が入っていて、指でプチプチとつぶしているうちに夢中になってしまうあれ)800円を、断熱用にちょうどいいやと衝動買い、最後にトイレ代わりに一人用のワカサギ釣りテント6000円を買いたいと言ったら、さすがにかみさんもあきれ顔になってきた。「えーい、全部俺の小遣いで買うんだ、文句あるか」と、結局買ったのだけれど、冬のキャンプはえらい金のかかるものなのだ。

 雪中歩行用のかんじきは、最初はスノーシューを買う予定でいたのだが、アウトドアショップで雪が深い値段を見てみると一組3万円、これを親子3人分揃えるとなると・・・、冷や汗がタラーッと頬を伝い落ちてくる。クラクラッとめまいがして店の中を見渡すと隅っこの方に1980円のカンジキがひっそりとぶら下がっているのが目に止まった。おまけにプラスチック製の980円というカンジキも一つだけ売れ残っている。「お父さん、私の分はこれでいいよ」、「そ、そうだな、春先の雪は締まっているからカンジキでも十分だよな、ハハハ;」というわけで、私のささやかなへそくりはあまり減らずにすむことになった。

  これだけ苦労したのに札幌は気温の高い日が続き、出発日にはとうとう積雪ゼロになってしまい、雪が無ければ雪中キャンプにならないよなーとぼやきながら札幌を後にした。
ワカサギ釣り  ところが朱鞠内に着いてみてびっくり、そこはまだ1m以上の雪が残っていて、先日出かけたニセコのスキー場よりも雪が多いみたいだ。
 朱鞠内湖ではワカサギ釣りのシーズン中だったので、本格的に釣りをする予定は無かったのだが、場所代のつもりで二人分の入漁料2000円と駐車場代300円(この時期以外は無料)を払っておくことにした。

 肝心のテントを張る場所だけれど、その付近にはあまりいい場所がなく(そんなところにテントを張れば釣り客から好奇の目で見られ、どこかから夜逃げをしてきた一家にしか見られない)、幸い通常のキャンプサイトの駐車場が最近になって除雪されたばかりだったので、静かな場所にテントを張ることができた。
  キャンプ道具はシーズン中と比べて、かなり絞り込んだつもりなのだけど、それでも家族3人分のファミリーキャンプの装備は結構な量になってしまうので、駐車場からあまり遠くへは運ぶ気がしない。ここで大型ソリが結構役に立ってくれるのだけれど、冬場のファミリーキャンプはサイトの近くに車を止める場所があるかどうかが大きな問題だと思う。
トイレ用テント 心配していたペグの使用も、雪を踏み固めてから打ち込めば結構利いているみたいだ。風が強ければちょっと心配だが、そんな日に雪の中でキャンプをすることは無いだろうから、まあ普通は大丈夫だろう。

  ところで朱鞠内湖のワカサギ釣りはなかなかのおすすめ、管理棟でエサや仕掛けを売っていたので、一応持ってきていた竿を使い、人の開けた穴でチャレンジしてみることにした。気合いを入れてフル装備で出かけると大体が空振りに終わるのに、今回はなかなかの釣果、ここでのワカサギ釣りは空振りは無いようだ。夜のメニューにワカサギの天ぷらを加えることが出来た。

 明け方の気温もマイナス1度までしか下がらず、日差しが強い分、秋のキャンプより条件は良いかも知れない。ただ、おかげで雪が固まらず森の中を自由に歩き回れなかったのがちょっと残念だった。それに解けた雪が少し汚れた感じで、北海道での雪中キャンプのおすすめの時期は3月中旬頃かも知れない。
雪景色 家族3人分を揃えたカンジキは、私が朝の散歩の時にちょっと履いただけで、妻と子供は長靴で歩き回っていた。トイレ用テントも日中は管理棟のトイレが使えるので、妻が狭い狭いと文句を言いながら一度使っただけ、1回6000円のオシッコなんて、ウッウッ・・ 結局、冬のキャンプといっても特別な装備はあまり必要が無いということが教訓だった。

 来年からは3月の雪中キャンプが我が家の恒例になりそうな気がする。 


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